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放送日 2003年12月9日 フジテレビ系
フジテレビ系で放送されたホラー系連続ドラマ。役所広司は最終回のラストシーン、主人公夫婦の隣に引っ越してきた若い妻を持った中年男性、という役どころでカメオ出演している。私はこのドラマを観ていなかったので詳しくは知らないが、聞くところによれば初回場面とリンクした内容であるとのこと。ほんの数秒の出演だが、若い妻を持って楽しそうという様子が伝わっているのは流石だ。
どうやら演出家である林徹氏や、主人公夫婦の夏川結衣・ユースケサンタマリア、出演者のいかりや長介・火野正平(この4者それぞれとの共演作についてはおわかりであろう)のつながりで出演となったようだ。
タイトルクレジットのどこにも役所広司の名前は無かったため、事情を知らず観ていた人は相当驚いたのではないだろうか。この出演情報自体、公式サイトにおいて本人の文章から飛び出すまでファンサイトでも誰も知らなかったくらいだ。制作者が仕掛けたびっくり箱なのだろう。
役所広司がクレジットにこだわらないことは以前にsWinGmaNの項でも書いた。今回も純然たる「友人出演」としてクレジットに登場することを自身が拒否したとしか考えられない。また、知人は「ギャラが高かったのでは?」と言っていたが、私の予想ではクレジットに載っていないという時点で限りなくノーギャラに近いものだったと思う。いずれにせよ役所広司らしい行動と言えよう。
(初稿 2003.12.14)