役所広司氏の出演CMには長期間にわたるものが多いが、その走りといえるのが「カロヤンアポジカ」シリーズであろう。商品の性格上「加齢による見た目の変化」があると困るわけだが、役所氏においてはCMオンエア時期はもちろん、現在(2022年)にいたるまで本商品に関連する「見た目の変化」は無かったのだから、CMキャラクターとしての人選が巧くいったケースであろう。(初稿 2022.9.1)
役所広司氏が湖で一人乗りボートに乗りながら、有効成分である「チクセツニンジン カシュウ イン アポジカ」と何度も繰り返すという、こうして書くと意味がよくわからないCM。このフレーズが耳に残ったという方は多いだろう。(初稿 2022.9.1)
馬に乗りながら、有効成分である「チクセツニンジン カシュウ イン アポジカ」と何度も繰り返すという、これもと意味がよくわからないCM。(初稿 2022.9.1)
育毛剤のCMであるのだから「髪が増える」ことを強調しなければならないのだが、増えた自分の髪に埋もれてしまうとなるともうドリフのコントである。(初稿 1999.1.3)
おそらく夜トイレに起きたパジャマ姿の役所広司氏が洗面所でアポジカを使うという設定。前半は効能イメージ動画が続くが、最後の「キュッ、キュッ」という音に「なんだこれは?」と思ったのは筆者だけではあるまい。どうやら「音のでるスリッパ」をはいているようだ。何とも言えないミスマッチであり、ポップな作りの多いアポジカシリーズの面目躍如というところか。(初稿 1999.4.10)
10年前、アポジカCM初登場当時の映像が観られるヴァージョン。確かに10年たって役所氏も確実に貫禄が付いていることがわかるが、一方で育毛剤のCMタレントとして不可欠な「髪の多さ」は変わらず維持されていることがわかる。アポジカは何と言っても長期間にわたる起用で、ファンとしては嬉しい限りである。(初稿 2001.1.8)
上記の文章「何の映像か」を書いていないところが我ながら甘い。おそらく「ボート編」であったと記憶。(2022.9.1)
「髪は長い友だち」と題されたセミナー講師風の役所広司氏が、参加者が口をそろえる「僕のここはおでこです」という発言に対し「闘わなきゃ現実と」と奮起を促すと言う設定。このフレーズは以後定番化されるが、初使用はこのヴァージョンと考えられる。(初稿 2002.9.1)
弁護士に扮した役所広司氏が、法廷で薄毛の被告人に対し「抜け毛」を証拠品として提出。「そんなに抜けてないだろう」とごまかす被告人に対し「闘わなきゃ現実と」という決め台詞をぶつけるという展開。(初稿 2022.9.1)
髪を洗いった後、鏡に写った自分の頭髪を見て「まぁ、大丈夫だ」と思った瞬間、突如鏡の下から役所広司氏が登場し「闘わなきゃ現実と」という決め台詞を放つ展開。(初稿 2022.9.1)
ベートーヴェンよろしく髪振り乱した指揮者に扮する役所広司出演氏が、指揮+歌いながら発毛促進を訴えるという、かなり妙な設定である。最近のCMで役所氏が「人生初の指揮者役」とコメントされていたが、筆者は反射的にこのCMを思い出した。(設定が全く違うが・・)(初稿 2022.9.1)