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「いつか読むだろうが、今買わないと機会を逸する」という趣旨の元に「積ん読」をするということは多いだろうが、私の場合「積んD(VD)おく」だと妻によく言われる。
役所広司の出演作品については、殆ど「DVD購入」または「録画」しているが、大半の作品が「積んDおく」状態になっているのが実情である。
原因は色々あるが、やはり役所広司出演作品となると「気合いを入れて観るべきもの」との思いが強く、「ながら観」のできる状態にならないからだろう。
それではいけないと常々感じていたが、今日は祝日ということもあり、午前中のうちにと思い立ってDVD購入後初めて観た。
作品そのものについてはネットでいくらでも検索できるので、ここでコメントすることは特にない。
世間的には「原作の重要人物が登場しない」とか「設定に現実味がない」とか「CGであることがわかりやすい」とか「米軍の戦略がおかしい」とか色々いわれている作品であるが、それらが原因で作品として破綻している訳ではないので、役所広司出演作品を鑑賞するという基本姿勢からするとすべて些細な事項であると言えよう。
公開時の映画館でもそうだったが、役所広司演ずる絹見艦長の行動・生き様・台詞に泣かされる作品だ。特に後半の「切り離し」時の台詞は、その台詞が出ると知っていても感涙であった。作品として破綻しているのならこうは思えないだろう。
(初稿2006/3/21)